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がんばって評価されるほど寂しい。働きたくないけど無職でボーっとするなんて考えなかった

過去記事再掲シリーズ。初回公開は2022年10月です。

前回の記事:魂の声が聴こえるようになりました

理想の自分を手に入れるために、仕事を通して能力や評価を求めてきた。だけど、がんばっても、がんばっても。心は満たされるどころか、孤独感、苛立ち、寂しさが増すような気がして。

評価されるほど

「欲しいのはコレじゃない」

「みんな、わかってない」

という思考になって。

何度も「もうムリ、働きたくない」と思ったけど。完全に無職になってボーっとするなんて選択肢にもなかったな。

振り返ると、高校生のとき。唯一、自分が輝いていると実感できたのが居酒屋のアルバイト。

だけど本当に満たしたかったのは

  • 勉強についていけない戸惑い
  • 部活でレギュラーになれない悔しさ
  • オシャレで可愛くてキラキラした友達への憧れ

それから

  • トラブルを起こした母への失望
  • 母をそんな状態にした父への怒り
  • 変わってしまった家族への混乱

こうした気持ちの部分。

当時は、自分に起きていることを言葉で表現できないので、気持ちの存在も自覚できず、ひたすら働くことに没頭したのだと思う。それしか術を知らなかった。

本当に欲しかったのは”気持ち”だなんて。まさか!

心と体がつながった瞬間

こんな状態になったのは、バイロン・ケイティ・ワークを体験して、人と接しているときの、自分の反応を生々しく体感したのが大きい。

すごい抽象的だけど、他者の存在を【頭】で認識していたけど、【心臓の位置】で感じるようになった。

これまでは関わった人を思い浮かべるとき、ボヤっと写真を眺めるように脳内でイメージしていたけど。いまは、心臓や胃のあたりに出てくる。

家族、上司、同僚、友達、元彼。苦手な人、嫌いだった人。お店で話した店員さん、関わってくれた人たち。

みんな、みんな。心のなかに入れて、包み込むことができる。胸の中心あたりで抱きしめるイメージができる。

内臓のあたりが、石のように重くずっしりした感じ。過去に関わってくれた人を思い出すと、生温かくて妙にリアリティがある。そしてボロボロ泣いた。

両親を全否定して「あの人たちとは関わらない!!」と思った時期もあったけど。

受け入れられていた

支えられていた

たくさん愛されていた

いまも愛されている

こんな気持ちが湧いてきて、それを証明するような過去の記憶も蘇ってくる。

心と体がつながったのだと思う。とても穏やか。