

さぁ、深呼吸。
心の声に耳をすまそう

こんにちは、モモです。(@_momo.healing_)
とあるセッションでのこと。
「死にたい」
そう言って、うつむいたまま
同じ言葉を繰り返すクライアントさんを、わたしは画面越しに、ただ見つめていました。
そのとき、
わたしの中には、強い緊張と恐怖がありました。
もともとは、
「仕事が続かない」というご相談で来てくださった方でした。
はじめは、上司や同僚との人間関係について、淡々と話していたんです。
でも途中から、少しずつ様子が変わっていって。
声のトーンが落ちて、
言葉が途切れがちになっていく。
そして、ふっと沈黙が流れたあとに
「死にたい」
そう呟いて、
そこから、同じ言葉を繰り返すようになりました。
「このあと、画面切ったら、お風呂に行ってやります」
「もしそうなったら、モモちゃん、あとはお願いします」
そんなふうに、わたしに訴えかけてくるようになりました。
過去にも、セッションのなかで「死にたいと感じてしまう」と打ち明けてくれた方はいました。
でも、
“いまこの瞬間に行為に及ぶかもしれない”ところまで言及されたのは、はじめてで。
わたしは内心、とても動揺していました。
正直に言うと、怖かった。
もし本当に実行したら——
すぐに救急車と警察を呼ぼう。
そう心の準備をしながら、頭のなかで何度もシミュレーションしていました。
ただ、なんとなく。
この方は、きっと
気持ちをわかってほしいのかもしれない。
ひとりでは抱えきれないものがあって、もがいているのかもしれない。
ある意味で、相手の反応を確かめるような”試し行為”かもしれない。
そんなふうに、
直感と、これまで学んできたことが、自然と浮かんできました。
ここで取り乱したら、
この方は、同じことを繰り返すだけになる。
——よし、とことん付き合おう。
そう決めて、
わたしは“何もしない”ことを選びました。
何かを変えようとしない。
説得もしない。
無理に話を引き出さない。
気を逸らすこともしないし、
「そんなふうに思わないで」とも言わない。
セッションを強制終了するでもなく、かといって、無理に進めるでもなく。
ただ、正直な気持ちを、そのまま伝えました。
いま、こうしていることが、この場にとって正解なのかは、正直わかりません。
でも、○○さんが、死にたいと感じてしまうほど苦しみながら、ここまで生きてきたことは、事実だと思います。
何度もそう感じながらも、一線を越えずに、ここまで踏みとどまってきた
それでも、“死にたい”と思ってしまうくらい、何かが重くのしかかっているんですよね。
だからわたしは、いま、その気持ちを感じながら、ここに一緒にいたいと思っています
そう伝えて、
あとは、ただ一緒にいました。
沈黙のなかで、
その方は、ぽつりぽつりと話し始めました。
それは、母親への思いでした。
はたから見たら、ただの愚痴に聞こえるかもしれません。
でも、わたしにはそれが——
「寂しかった」
「わかってほしかった」
そんな心の奥の声に聴こえていました。
どうやら山場は超えたようだ。
そう感じつつも、
どうなるかわからない不安もあって、正直、ずっと怖かった。
全身に力が入っているのがわかるくらいで、
それでも、意識を逸らさないように、ただ、その場にい続けました。
気がついたら、1時間くらい経っていました。
そして、少し落ち着いてきたころ。
その方が、ぽつりとこう言ったんです。
いままで、“死にたい”って言ったときに、否定せずに、そのまま一緒にいてくれた人は、はじめてです。
何十年も同じことを繰り返してきたけど、こんな短い時間で、ここまで気持ちが変わったのも、はじめてで。
明日はどうなるかわからないけど、いまは、少し前を向いてみようかなって思えています。
その姿は、
自分の変化に驚きながらも、どこか確かな手ごたえを感じているようでした。
彼女の言葉を聞いたとき。
わたしのなかで、ひとつの感覚が、確信に変わりました。
——ああ、これでよかったんだ。
何かをしてあげたわけじゃない。
ただ、一緒にいただけの時間。
それでも、人の気持ちは、こんなふうに動いていく。
これまで学んできたこと
「人が問題なのではなく、問題が問題なのだ」という考え方や、
その人自身が、その人の人生の専門家であるという視点。
頭では理解していたことが、
このとき、やっと自分の中に落ちてきた気がしました。
人は、
なにかを“変えられる”から癒されるんじゃなくて、
「どんな自分でも、そのまま感じていい」と一緒にいてもらえることで、
少しずつ、自分の力を取り戻していく。
ただ一緒にいること。
ただ、感じていることを否定しないこと。
それは、とてもシンプルだけど、
もしかしたら、ずっと体験してこなかった人も多いのかもしれません。
だからこそ、その体験が、
心をゆるめて、また自分の足で歩き出す力につながっていく。
わたしのセッションは、
なにかを教えたり、正解を渡したりする場所ではなくて、その人の内側にあるものを、一緒に見つけていく時間です。
うまく言葉にならなくても大丈夫だし、
沈黙があってもいい。
どんな気持ちも、ここに置いていっていい。
ただ、ひとりで抱えなくていい時間。
もし今、
誰にも言えない気持ちを抱えていたり、
どうしていいかわからないまま、時間だけが過ぎていると感じているなら。
こうして、ただ一緒にいる時間も、選んでみてもいいのかもしれません。
すぐに何かが変わらなくてもいい。
でも、
そのままの自分でいてもいいと思える瞬間が、どこかで、そっと生まれることもあるから。
「もっと自分らしく生きたい」
そう感じているなら、このセッションがお役に立てます。
あなたの持ち味を活かしながら、
いちばん自然体で生きられる形を、一緒に見つけていきましょう。