社会不適合じゃない。仕事がつらいのは“社会性過多”という優しさの裏返し

こんにちは、モモです。(@_momo.healing_)

発達性トラウマの本を読んでいて、
トラウマの向き合い方について、すごく腑に落ちた表現がありました。

それが、

自分を“開く”のではなく、“閉じる”ことを意識する。

という考え方。

いわゆる、心の境界線(バウンダリー)を引くってことだよね。

  • 自分を守る
  • 境界線を引く
  • 距離を取る

そういう言い方もあるけど、
「開く」じゃなくて「閉じる」っていう表現が、すごくわかりやすかった。

「人付き合い向ていない」と思ってしまう前に

人に心を開けない。
人間関係がしんどい。
人は好きだけど、一緒にいると疲れてしまう。

こういう状態だと、

「人付き合いに向いてないのかも」
「もっと自分をさらけ出さなきゃ」

って思いがちなんだけど。

実はね、その前に大事なことがあるの。

それは、

「傷ついても、わたしはわたしを守り抜く」って、自分にコミットすること。

ここがないまま心を開こうとすると、
境界線が薄い人ほど、逆に傷つきやすくなってしまう。

だから、順番がすごく大事です。

社会性がないどころか「ありすぎる」

わたしのところに来てくれる人たちって、みんな本当にやさしい。

  • 気配りができる
  • 責任感がある
  • 人の話をちゃんと聞く
  • 相手の気持ちを想像して言葉を選ぶ
  • 傷つけないように、そっと近づいてくれる

社会性がないどころか、むしろ「ありすぎる」くらいです。

とくにHSS型HSPさんたちを集めてお話会をしたときなんて、

相手の話を深く受けとめてくれるし、主催のわたしにまで気を遣ってくれるし、自発的にフォローもしてくれるし、

協調性のかたまりみたいな人たちばかりでした。

だからこそ思うんだよね。

その繊細さと優しさゆえに苦しんで、 社会で本来の力を発揮できないのは、もったいなさすぎる。

会社でも、あるよね。

配慮ができる人ほど抱えすぎてしまって、パンクして辞めてしまう。

一方で、周りを気にしない人が長く居続けていたりする。

「あの人、ここしか居場所がないんだよね」
なんて言われてる人、見たことない?

そういう環境の中で、

全部を真正面から受け止めて、全部を自分ごととして考えてしまう人が、消耗していく。

それで、

「仕事が続かない自分はダメなんじゃないか」
「社会不適合なんじゃないか」

って悩むのは、なんか違うなって思うんだよね。

「社会性過多」というパラドックス

発達性トラウマの本には、こんなふうに書かれていました。

生きづらさを抱える人の多くは、

社会性がないからではなく、 “社会性過多”であるがゆえに、社会とつながれなくなっている。

他者の意識や規範を過剰に忖度し、抱えすぎて身動きが取れなくなっている。

「社会的でありすぎることで、社会から撤退する」というパラドックス。

発達性トラウマ 「生きづらさ」の正体 【自分を責めてしまいがちな方へ】

ほんっっと、そう!!!!

がんばって働きたい。
誰かの役に立てたら嬉しい。

その気持ちが少しでもあるなら、
あなたはもう十分すぎるくらい、やさしくて、努力できる人。

でも、そのやさしさが、自分を追い込む方向に使われてしまって、

燃え尽きて、
「生きるのしんどいな」ってなってしまうのは、悲しすぎる。

「オープンハート」は、いきなりやらなくていい

スピリチュアルや自己啓発では、

「オープンハート(心を開く)」

という言葉が出てきますよね。

わたしもある時期から、「人に心を開く」ことを意識して過ごしてきました。

実際、わたしの提唱している”働きやすくなる4ステップ”の中にも、 対人関係の項目で「人に心を開く」というテーマがあります。

でも、それはステップ3なんです。

  • ステップ1:セルフケア
  • ステップ2:自尊心
  • ステップ3:人に心を開く

順番に厳密なルールがあるわけではないけれど、

土台がないままステップ3に行くと、関係がこじれたり、「やっぱり人は信用できない」という結果になりやすい。

だからこそ、いきなり「開く」前に、 ちゃんと「閉じる」練習をしてほしいなと思っています。

まずは「自分を閉じる」練習から

ステップ1・2の土台づくりとして、こんなことをおすすめしています。

グラウンディングとセルフケア

  • 自分の心と身体を意識する習慣をつくる
  • 体力・気力の消耗度合いに応じてセルフケアを選べるようにする

関わって来た人を全部書き出す

そのうえで、過去の人間関係を振り返ります。

  • これまで関わってきた人の名前を、思い出せる限り書き出す
  • その人と一緒にいるときの「身体の反応」「心の反応」を書く
  • なぜ、その人と一緒に過ごすことを選んだのかも書く

こうしていくと、自分の対人関係のパターン が見えてきます。

「対人関係の自分軸」を作る

  • どんな人と過ごしたいか
  • どんな時間を過ごしたいか
  • どんな気持ちでいたいか

そして逆に、

  • どんな人とは距離を取りたいか

これらをまとめて、自分だけの「対人マニュアル」をつくります。 そして、「これを徹底してみよう」と意識して過ごしてみる。

ここまでが、実はまだステップ2「自尊心」の段階なんですよね。

  • 自分の感じたことを信じていい
  • 思ったことを言葉にしていい
  • 気持ちに蓋をしなくていい

という、”許可”を出すのが目的。

これを、いきなり生身の人間相手にやるのはハードルが高いです。 相手の反応に引きずられて、また「自分がいなくなる」こともあるから。

だからまずは、ノートとペンを相手にしてやる。

「これが自分だな」としっくりくるまで、 紙の上で何度でも試してみていい。

そうやって少しずつ、 自分を“閉じる”=心の境界線(バウンダリー)をつくる段階を整えていきます。

タイミングが来たら「開く」練習を

もちろん、ずっとステップ2にとどまっていても、どこかで停滞してしまいます。

土台ができてきたな、と感じたら、少しずつ「自分を開く」練習をしてみる。

この頃には、

  • 安心できる話し相手を選ぶ感覚
  • 自分の違和感をキャッチする感覚

が育ってきているので、 ちゃんと受けとめてくれる人を、自分で選べるようになっています。

そこで、

「聞いてもらえた」
「優しい言葉をかけてもらえた」

という成功体験が積み重なっていく。

仕事が続かないのは「社会不適合」だからじゃない

仕事が続かない。 人間関係に疲れ果てる。 燃え尽きてしまう。

それは、あなたが「社会不適合者」だからじゃない。

心優しきがんばり屋さんであり、 社会性・協調性があるからこそ、自分で抱えすぎているだけ。

大丈夫。 境界線を学んでいけば、ちゃんと自分でコントロールできるようになる。

  • 自分を守るために
  • 心地よい時間を過ごすために
  • 本当に望むことを実現するために

その繊細さと優しさを、ちゃんと「自分のためにも」使えるようになっていきます。

1つずつ、一緒にやっていこうね。

「もっと自分らしく生きたい」
そう感じているなら、このセッションがお役に立てます。

あなたの持ち味を活かしながら、
いちばん自然体で生きられる形を、一緒に見つけていきましょう。

モモちゃんの個人セッションについて

この記事を書いた人

無理を手放して、軽やかに過ごしたいあなたへ。

心理カウンセリングを軸に、チャネリングやヒーリングを用いた個人セッションをしています。
仕事や人間関係で感じる、繊細さゆえの生きづらさは、ゆるめていくことができます。
自然体で、自分だけの花を咲かせていきましょう。